過去の記事で、こんなことを書いていました。
基本はスナップ写真が好きで、スナップ写真ばかりを撮っています。
振り返ると、空と緑とモノクロームの写真が好き、という自分の側面(癖?)が見えてきました。
(中略)
プリセットを以下の3つに絞って作り込んでいこうかと企んでいます(プリセットに名前つけちゃったりなんかして)。
で、
- 空色メインの「Yossha SKY」
- 緑色メインの「Yossha GREEN」
- モノクロームの「Yossha MONOCHROME」
の3つのカラープリセットを試行錯誤しながら、現像を楽しんでいます(した)。
現像のイメージが絞り込まれてきたことで、写真を撮るという行為にもいい影響が出てきました。
撮る際に「どんな現像をしたいか」というイメージが持てるのです。
(いままでは現像する段になって「さあ、どうしてくれようか」という感じだった)
現像後のイメージを持って撮ることで、ほんの少し構図やピント位置が変わる。
これが吉に出たときが、なんとも心地よいのです(もちろん、凶に出ることも多い)。
ま、それはさておき。
今回は、そんな感じの趣味写真を撮る日々の中で出会った、素敵な写真の本を紹介することで、カラープリセットについて深めてみようと思います。
本記事はもちろんいわゆる“回し者”によるではありません。
アフィリエイトもしていませんし。
ただただ、好きなものをブログで紹介するだけですので、ご承知おきください。
ひとつ目は、こちら。
自分の写真を振り返るたびに、思うんですよね。
「あぁ、自分はフィルム写真の色味が好きなんだな」
だけど、フィルムカメラ時代にボクは写真を撮っていなくて(まだ小さかったから仕方ない)、
いまさら始めるにしても敷居が高いし、フィルムや現像にかけるお金という名の甲斐性がない。
そんな自分の心の声をそのままタイトルにしたような本に出会ったわけです。
帰省の新幹線に乗る前に本屋さんに駆け込んで購入。
新幹線に乗った瞬間から読み始め、あっという間に時間が過ぎて目的地に到着。
ポイントになりそうなところを自分なりに消化しながら、せっせとメモ。
これをまとめて現像のときに活かすんだ…とても幸せな時間でした。
で、最初の話に戻るんですが、自分のカラープリセット。
もはや色ごとに分ける意味がなくなってきたわけなんです。
上記の本を読んで自分の好みが整理されたことで、いままで分けてた色味ごとのポイントに多くの共通点があることが判明。
さらに、それらに赤色(いままでの名前をあえて使うなら「Yossha RED」)を加えることで、ほぼ表現したいことは叶いそうな予感。
(あくまでいまのところ。ポートレート撮り出したら絶対に人肌の研究は要りますもんね)
と、いうわけで。
SKY, GREEN, RED, MONOCHROMEを取り込んだフィルムライクな自分の現像を「Yossha Developing like a Film Photo」として統合することにしました。
…名前が長いので、今後は「Yossha FILM」でいきます。
つぎに、2冊目の本。
これがねぇ、とっても素敵なのですよ。
普段はTwitter(いや、Xか。いや、Xと書いてツイッターと読めばいいじゃないか)で写真を楽しませてもらっているのですが、このたび本になるということで早速購入。
サイト「NocTone」もおすすめです。
本当に色味が素敵なんですよね。
写真から匂いや温湿度が感じられるんですよね。
著者の黒色(って言っていいのか、影というべきか)が本当に好きなんですよね。
著者と同じようなプリセットを目指すことはない(届くわけがない)のですが、だからといって好きでいてはダメという理由はない。
そんな好きな写真が素敵な本になって。いつでも手元で見ることができる。
こういうのを、幸せって呼ぶのです。
最後に余談ですが。
じつは前回記事にした宮島、あまりの人の多さに完敗だったのです。
行列の長さに勝てず、厳島神社に参拝できず。
なので、神社の中の写真がないわけなんですが、2冊目の本にも宮島出てきまして、こんな著者の解説が。
「宮島の良い楽しみ方は朝早起きをすることだ」
行く前に出会っておきたかった。。。
そんなわけで、これからは紹介した2冊を参考にしたカラープリセットで、写真を楽しんでいきたいと思います。