長崎の真ん中に、湖のように波が揺蕩う海があるんです。
その名は、大村湾。
穏やかな波が海岸に打ち寄せる様は、「琴の海」との別名も生んだとか。
瀬戸内に生まれたボクとしては、物静かで常春な様子にとっても親近感を覚えるんですが、その大村湾に沿って走る線路があります。
そう、JR大村線。
そこに、小さな無人駅があるっていうじゃないですか。
しかも、駅がかわいい食堂になってるって。
行くしかないでしょ笑。
その駅の名は、「千綿(ちわた)駅」。
の、前に。
例によって、寄り道です笑。
駅の少し北にあるパン屋「ちわたや」さん。
ちょっと天気が悪く、小雨がぱらついていましたが、それもまた雰囲気あり。
パン屋さんからの帰り道あたりから、だんだん晴れ間が。
駅に着いた頃には青空が顔をのぞかせてくれました。
本数の少ないローカル線。
だからこそ、1本1本の電車に詰まってるドラマが濃いように感じました。
小雨から晴れ間の肌寒い冬の日の千綿駅。
次はあったかいときに、また。