みなさん、いかがお過ごしですか。
ボクはといえば、相変わらずNIKKOR Z 50mm f/1.8 S の写りに惚れ込み、Nikon Z5 のボディに装着して、のんびり写真撮影を楽しんでいます。
ときどき浮気心も出てくるというか、モヤモヤが濃くなるときもありますが…
そのモヤモヤの理由は、わりとハッキリしていて。
上の記事にも書いてますが、基本はZ5+NIKKOR Z 50mm f/1.8 S が重くて大きいということ(あくまで自分にとって)。
で、そんな定期的に訪れるモヤモヤ思考の最中、量販店をぶらついているときに、ハッ!ってなったんです。
「…Z50があるやん」
小さくて、軽くて、グリップもしっかりしてて、モニターチルトで、言うことなし。
問題はセンサーがAPS-Cになることだけど…そこのところはどうなんだ?
そんなことを考えながら、足は早速Nikonコーナーへ向かっていました。
店員さんに、Z50にNIKKOR Z 50mm f/1.8 S をつけてもらう。
うん、見た目は悪くないぞ。
写りっていうか解像感は、正直大きなモニターで見ないとわからないけど…。
そのとき、この記事の方向性が頭をよぎります。
すでに自分は、現代的なパッキリな写りの世界から足を踏み外し、フィルムライクな(ともすれば退行的な)方向で写真を楽しんでいる。。。
だとしたら…Z50のAPS-Cの写りでも充分過ぎるのではないか。。。
…よい。
やはり、写真はレンズだ。
ここで、思考はより深い沼へ。
Z50にNIKKOR Z 50mm f/1.8 S を装着してまず思ったのが「この距離いいな」でした。
そう、Z50はAPS-Cセンサーなので、焦点距離が1.5倍の75mmになるんですね。
やっぱり自分は中望遠の距離が好きなんだなぁって改めて思いました。
ところで、甲斐性のないボクがどうやってZ50を手に入れたかというと、奥さんがメインで使っていたα7ⅢとZeiss FE 55mm F1.8 ZA を人身御供に出したのでした。
つまり、この結果、手元にはボディ2台とレンズ1台が残っているという状況。
…レンズがもう一つ必要ですよね?笑
ここで、この記事が記憶の片隅から甦ってきたのです。
いまの自分の方向性ともあってるんじゃないだろうか。
そうに違いない。
きっと、そうだ。
普段甲斐性がないくせに、こういうときだけ界王拳のようにレンズ買えてしまうのが、ほんと不思議。
しかし、マニュアルフォーカスでの撮影が楽しい。
性に合ってるとは、このことだ。
さあ、これでボクは、軽くて小さなボディZ50と、オールドチックな好みのレンズCosina Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM(もちろんNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sを使えば現代的な素晴らしい写りも)と、大好きな焦点距離(しかもボディをZ5とZ50で切り替えることで標準距離と中望遠を切り替えて楽しめる)とを、手に入れました。
これらで撮った写真を、フィルムライクに現像して、これからもどんどん写真を楽しんでいきたいと思います。
なんか、自分でも変な方向に行ってるなぁって思いますが…よければこれからも当ブログをよろしくお願いします。
久しぶりに、早朝散歩。
朝晩は、涼しくなってきましたので。
朝陽を浴びる草たちが、美しい。
弾けるように輝く、稲の水滴も。
基本はスナップ写真が好きで、スナップ写真ばかりを撮っています。
振り返ると、空と緑とモノクロームの写真が好き、という自分の側面(癖?)が見えてきました。
(中略)
プリセットを以下の3つに絞って作り込んでいこうかと企んでいます(プリセットに名前つけちゃったりなんかして)。
で、
の3つのカラープリセットを試行錯誤しながら、現像を楽しんでいます(した)。
現像のイメージが絞り込まれてきたことで、写真を撮るという行為にもいい影響が出てきました。
撮る際に「どんな現像をしたいか」というイメージが持てるのです。
(いままでは現像する段になって「さあ、どうしてくれようか」という感じだった)
現像後のイメージを持って撮ることで、ほんの少し構図やピント位置が変わる。
これが吉に出たときが、なんとも心地よいのです(もちろん、凶に出ることも多い)。
ま、それはさておき。
今回は、そんな感じの趣味写真を撮る日々の中で出会った、素敵な写真の本を紹介することで、カラープリセットについて深めてみようと思います。
本記事はもちろんいわゆる“回し者”によるではありません。
アフィリエイトもしていませんし。
ただただ、好きなものをブログで紹介するだけですので、ご承知おきください。
自分の写真を振り返るたびに、思うんですよね。
「あぁ、自分はフィルム写真の色味が好きなんだな」
だけど、フィルムカメラ時代にボクは写真を撮っていなくて(まだ小さかったから仕方ない)、
いまさら始めるにしても敷居が高いし、フィルムや現像にかけるお金という名の甲斐性がない。
そんな自分の心の声をそのままタイトルにしたような本に出会ったわけです。
帰省の新幹線に乗る前に本屋さんに駆け込んで購入。
新幹線に乗った瞬間から読み始め、あっという間に時間が過ぎて目的地に到着。
ポイントになりそうなところを自分なりに消化しながら、せっせとメモ。
これをまとめて現像のときに活かすんだ…とても幸せな時間でした。
で、最初の話に戻るんですが、自分のカラープリセット。
もはや色ごとに分ける意味がなくなってきたわけなんです。
上記の本を読んで自分の好みが整理されたことで、いままで分けてた色味ごとのポイントに多くの共通点があることが判明。
さらに、それらに赤色(いままでの名前をあえて使うなら「Yossha RED」)を加えることで、ほぼ表現したいことは叶いそうな予感。
(あくまでいまのところ。ポートレート撮り出したら絶対に人肌の研究は要りますもんね)
と、いうわけで。
SKY, GREEN, RED, MONOCHROMEを取り込んだフィルムライクな自分の現像を「Yossha Developing like a Film Photo」として統合することにしました。
…名前が長いので、今後は「Yossha FILM」でいきます。
これがねぇ、とっても素敵なのですよ。
普段はTwitter(いや、Xか。いや、Xと書いてツイッターと読めばいいじゃないか)で写真を楽しませてもらっているのですが、このたび本になるということで早速購入。
サイト「NocTone」もおすすめです。
本当に色味が素敵なんですよね。
写真から匂いや温湿度が感じられるんですよね。
著者の黒色(って言っていいのか、影というべきか)が本当に好きなんですよね。
著者と同じようなプリセットを目指すことはない(届くわけがない)のですが、だからといって好きでいてはダメという理由はない。
そんな好きな写真が素敵な本になって。いつでも手元で見ることができる。
こういうのを、幸せって呼ぶのです。
最後に余談ですが。
じつは前回記事にした宮島、あまりの人の多さに完敗だったのです。
行列の長さに勝てず、厳島神社に参拝できず。
なので、神社の中の写真がないわけなんですが、2冊目の本にも宮島出てきまして、こんな著者の解説が。
「宮島の良い楽しみ方は朝早起きをすることだ」
行く前に出会っておきたかった。。。
そんなわけで、これからは紹介した2冊を参考にしたカラープリセットで、写真を楽しんでいきたいと思います。