前記事にて。
カメラ(α7+Zeiss FE55㎜F1.8ZA)を奥さんに託し、写真は奥さん、動画はボク(FDR-AX45)、という棲み分けが恐ろしいほどスムーズに決まりました笑。
決して皮肉めいて言っているのではなく、むしろ興味があったけど手が出せないでいた動画の世界に踏み入るキッカケを与えてくれたことに、感謝しているんです。
でも。
動画をつくる、といっても何も考えないでつくる動画ほどつまらないものはありません。
動画に限らず、写真だって「何かを撮りたい」とか「何かを伝えたい」とか、撮る人の意図や想い=オリジナル性ってやつがないと、見てる人は面白くないはず。
と、素人が偉そうに考えて見たものの、どっからどう手をつけていいのやら。
そんな試行錯誤を、以下、まとめてみました。
これから動画やってみようかな…という方の参考(人柱笑)になれば、幸いです。
テーマ=なにを撮るか
まずは、これが問題ですよね。
美しいものや決定的瞬間を撮りたいけど、それが撮るのに相当な困難を伴ったりなかなかチャンスがないものだったりしたら、撮影にいく機会も減っちゃうし、何より素人の自分はもちません笑。
月に1-2度くらいののんびりペースで家族と一緒にお出掛けする中で、無理なく撮影できるテーマ。
うーん…。
ない頭でひねり出したのが、こんなテーマでした。
「Is there the landscape, near you?
すぐそばの風景を、愛でてますか?」
例えばわざわざ遠い海外に行かなくったって、ボクらの周りには美しい素敵な風景(自然であれ、人工物であれ)がたくさんあります。
そんな美しさや素晴らしさを、家族と一緒に見にいったり遊びにいったりする中で撮影できたら、何より自分が楽しいんじゃないかっ!?
あくまで自分目線ですが笑、これだと無理なく続けられそうだし、奥さんも写真たくさん撮れるだろうから、
「近くのlandscape(風景やモニュメント、ときにお祭りなどのイベントなども)を撮影する」
ことをテーマにしてみました。
わざと風景っていう漠然とした感じにしてるのも、ネタ切れにならないためのミソです笑。
編集・加工=どうやってするか
次に、家族と一緒に楽しく撮影した動画を、どうまとめるかです。
動画はじめた当初のiMacのスペックがこちら(このiMac、後ほど生まれ変わりますがその話はまた今度)。
iMac (27-inch, Late 2013)
(Webサイトより)
ディスプレイ
プロセッサ
メモリ
- 8GB(4GB x 2)1,600MHz DDR3メモリ、ユーザーがアクセスできるSO-DIMMスロット x 4
* 後ほど自分で8GB x 2のメモリを追加
ストレージ
- 1TB Fusion Drive
グラフィックス
iMovieは過去にちょこちょこ触ってて、iMovieでもできるっちゃできそうなんですが…
せっかく動画をはじめるんだから、なんかもっと“らしい”ソフトで編集したい!
と背伸びしたくなったので、いろいろ調べました。
すぐに候補に挙がったのがこの2つ。
Final Cut Pro X
Macなんだし、これでしょ!
と思ってたんですが…
果たして動画続けるんだろか…
せっかくFinal Cut Pro X買うならMac自体もっとハイパフォーマンスなものにしたいな(せっかく買ったのにカクツクのはイヤ)…
と、素人全開の意味不明な躊躇スパイラルに陥りました笑。
決して高いとは思わないのに、素人って複雑ですね笑。
Adobe Premiere Pro(+After Effects)
正直、中身っていうより、税金がなぁ…っていう。
どうしてもそこが乗り越えられず、Adobeは断念しました。
友だちからのお付き合いも考えたんですが、ゴメンナサイ。
と、ここでとっても参考になったのが、こちらのサイトでした。
音楽制作するときにとてもお世話になっていて、とっても好きなブログです。
そこにこんな記事があったんです。
Motionはいわゆる編集ソフトというより加工ソフトになるそうなんですが、これを単独で使う…その発想はなかった!
値段もリーズナブルだし、できることも動画をはじめる段階だと十分そう。
何より「Motionでやってます」ってだけでなんかすでにめずらしそう!
最後は邪ですが笑、ソフトはMotionに決めました。
ただ、このMotion、先の記事にもある通り、情報量が少ないんですよね…。
本屋さんにいっても全然なくて、結局、電子書籍を購入して勉強しました。
https://www.amazon.co.jp/Motion-ガイドブック-第2版-石坂-アツシ/dp/4861009189
余談ですが、本ってやっぱりナマの本の方ができることがまだまだ多いって思うんですよね。
ページを手でめくることで入ってくる情報ってすごく多くて、これが電子書籍だとなんかホントに入ってこない…。
公開=だれにどう見せるか
撮って、つくったら、だれにどう見せるか、です。
当然、筆頭はYou Tubeです。
というか、それ以外の選択肢がありますか?
なんですが、ボクはどうにもひねくれていて、大きくて強くて偉いものがあまり好きではありません笑。
もっとこう、個を大切にというか、動画を作品として公開できる手段はないか…。
そんな気持ちで捜していたら、Vimeoに出会いました。
名前がMovieのアナグラムっていうのも、素敵じゃないですか。
You TubeだってVimeoだってなんだって、あらゆるサービスを駆使しないと多くの人には見てもらえないよ?
えぇ、わかってます。
わかってますが、スタートとしては、どんなに素人作品であっても一つずつ心を込めて届けたいのです。
最初から数十億人の人たちに見てもらうつもりはないのです。
(見てもらえるならそれはとっても嬉しいけれど←すでに理屈は崩壊笑)
なので、動画はVimeoに投稿し、ブログにて読んでくれる方に公開することにしました。
*2020.11月現在で、VimeoからYouTubeに切り替えました。
詳しくは、こちらの記事の最後をご覧ください。
特徴=オリジナル性をどう出すか
最後に、これ。
ボクの場合、テーマもほぼ日常、編集も最小限の加工になりそう、となると、オリジナル性が弱すぎです笑。
何かひとつくらい、ボクにできるなにかがないか…。
思いついたのは、たったひとつでした。
「オリジナルの音楽にのせて動画を届けよう」
こちらもど素人ながら、音楽は16歳くらいから細々と続けています。
心の底では今でもバンドがしたくてしたくてたまらないのですが、引っ越してからバンドメンバーどころが友達がほとんどいないため涙、いまは細々とMacに向かって音楽を続けています。
じゃあ、この音楽したい欲求を、動画編集とかけあわせてみたら?
動画に添えるのはすべてオリジナルで作ったものにする。
(Vimeoの投稿規定上、ヒトの音楽は使えないっていうのも、この考えの後押しになりました)
つまり、この世に一つしかない動画に自動的になるんです(質はどうあれ笑)。
うん、我ながらナイスアイデア!
音楽制作はiMacでLogic Pro Xを使います。
普段、細々とやっている音楽はLogic Pro Xを使ってやっているので、ここは悩みなし。
(Logic Pro Xでの音楽活動話もいつかブログでできるといいなぁと思いますが、すでに「29歳からアーティストを目指してみる」のSuSさんをはじめステキな記事を書かれる方々がいらっしゃるし、まあ追い追い)
と、いうわけで。
ボクが動画をつくるにあたって、考えたこと。
・撮影対象は「近くの風景」
・編集加工はの「Motion」
・投稿先は「Vimeo」→「YouTube」
・自作の音楽を添えることで、オリジナル性を出す
実は、前記事の動画もこれらに基づいてつくったものでした。
よかったらもう一度ご覧ください。
長くなっちゃいました。
一つの記事があまりに長くなるとブログが続かない、って思ってるのに。
書き出すと止まらないから、しょうがない。
お付き合いありがとうございました。